【しまなみ海道】尾道から伯方島までのサイクリング体験レポ【自転車】


しまなみ海道とは?

しまなみ海道とは広島県尾道市と愛媛県今治市の間の瀬戸内海に浮かぶ島々を9つの橋でつなぐルートで、サイクリストの中では聖地とされています。

推奨ルートで約70km程あります。

しまなみ海道を渡るなら是非自転車で

しまなみ海道を自転車で走った経験があるから言えますが、しまなみ海道は是非自転車で走ってほしいです。

最初に言っておくと、パンフレットに載ってるような楽しそうに自転車を漕いでるシーンがずっと続く訳ではないです。

橋を渡る前に気が遠くなるような長い坂があったり、向い風で自転車が中々進まなかったり、結構過酷です。

それでもしんどいのを乗り切った後のグルメや観光地の満喫度合は違ってくると思いますし、ゴールにたどり着いた時の達成感は自転車ではないと味わえないです。

レンタサイクルで自転車を借りれます。

自転車を持っていなくてもレンタサイクルがあります。

レンタサイクルには公共がやっているところと民間がやっているところがあります。

初心者の方は公共のレンタサイクルがオススメです。

予約する場合は尾道側と愛媛県側で事業所が違うので気を付けてください。

広島県(尾道側)の公共レンタサイクルは「しまなみジャパン」

愛媛県(今治側)の公共レンタサイクルは「サンライズ糸山」

公共レンタサイクルのメリット
  • 車種が豊富
  • レンタル料金が安い
  • レンタサイクルターミナルが豊富

1つめは車種が豊富な点で、ママチャリ、電動自転車、クロスバイク、マウンテンバイク、タンデムなど数多い中から選ぶことができます。

2つめはレンタル料金が民間に比べると断トツに安いです。

クロスバイクの場合、レンタル料の大人1日1100円と保証金1100円だけで借りることができます。

3つめはレンタサイクルターミナルが豊富な点で、しまなみ海道の尾道から今治まで13のターミナルがあります。

ターミナルで自転車の乗り捨てをすることが出来るので、途中で自転車を乗り捨てをして帰りは港やバスで帰るというプランを立てることも可能です。

ただ、途中で乗り捨てをした場合は保証金の1100円は返ってきませんのでご注意です。

尾道〜伯方島までのサイクリング体験記

妻と2人で自転車を借りて、尾道から伯方島まで行ってきました。

2人のステータスは僕は3年前まではロードバイクに乗っていたが、それ以降全然乗っていないので体力や脚力もほぼ初心者レベルです。

妻は初めてクロスバイクに乗るので同じく初心者です。

途中の経過時間を載せていきますので、初心者の方にプランを立てる際の参考にしていただけたらと思います。

尾道から出発(8:00〜)

しまなみ海道は広島の尾道から行くパターンと愛媛の今治から行くパターンがありますが、今回は尾道から出発です。

今回のゴールは17時までに伯方S・Cパークに到着することです。

ウェザーニュースによると、この日は最高気温は14度、最低気温は1度ぐらいでした。

2020年は暖冬と言われてるとはいえ、とても寒い。

服装は上はロングシャツとウィンドブレーカーで、下はCW-Xのスポーツタイツと半ズボンのジャージでしたが、もうちょっと着込めば良かったです。

尾道駅から徒歩3分ぐらいの場所にある公共のレンタサイクルでクロスバイクを借ります。

本州の尾道から島の向島まで目と鼻の先の場所にありますが、船で渡ります。

運賃は自転車込みで110円です。

向島で訪れたスポット

幻のサイダーが飲める「後藤鉱泉所」(8:45)

向島には幻のサイダーが飲める場所があるということで行ってきました。

港から自転車を走らせて5分ぐらいの場所に販売している「後藤鉱泉所」があります。

昭和の匂いがプンプンしますね。

持ち出し不可で、ここでしか飲めないと言われている幻のサイダーです。

(喰海というラーメン屋で飲めるというのは内緒)

丸に5という数字が書いてあることからマルゴサイダーと呼ばれているそうです。

美味しかったのですが、疲れてる時に飲みたかったなぁ。

因島大橋(9:30)

気持ち良いー!!

この日は天気に恵まれ、見晴らし最高でした。

因島で訪れたスポット

はっさく屋(10:00)

因島大橋を越えて、因島に入ってすぐのところにはっさく屋があります。

はっさく屋の手前の坂が地味にきつい。。

はっさく屋ははっさくゼリーや、はっさく大福、みかん大福など柑橘系のお菓子が人気です。

因島大橋を眺めながらはっさく大福とまるごとみかん大福をいただきました。

因島大橋を渡る前にきつい坂があるので、休憩場所としておすすめです。

水やコーヒーなどが自由に飲めるのはありがたいです。

大浜埼灯台(10:30)

因島大橋のたもとに建つ、石造の灯台です。

もともと行く予定では無くて、むしろ知らなかったのですが、はっさく屋でたまたますれ違ったおじさんに急に話しかけられて場所を教えてくれたので行ってみました。

行き方としては、はっさく屋を少し下ると、「野営場」と書いた看板があるので、そこから山道に進んでいきます。

200mぐらい進むと階段があるので、階段を下って行くと灯台記念館があって、それを更に下ると灯台に到着します。

灯台から見る因島大橋の景色も良かったです。

他に人が一人もいなかったので少し不安になりましたが、絶景を一人占めできるので穴場ですよ。

ただ、それなりに階段を降りたので、帰りの上りの階段が結構疲れました。

HAKKOパーク(11:30)

はっさく屋から6キロ程走ったところにHAKKOパークがあります。

HAKKOパークは万田発酵というブランドで発酵食品を作ってる万田発酵株式会社の施設です。

カフェやショップ、足湯、ガーデン、見学コーナーなど色々あります。

万田発酵を堪能するため、カフェでレモンのジュレ万田発酵クリーム包み<イチゴ>を注文。

可愛いラテアート付きで可愛い。

外にはヤギさんがいました。

野菜も栽培していますが、大根がでかい!

これが万田酵素パワーなのか。

ここに訪れた一番の目的、足湯です。

良い感じに脚に疲労を感じていたので、このタイミングでの足湯は嬉しい。

傍に小さいタオルを置いてくれているのはありがたいです。

足湯でリフレッシュ出来たので次は生口島を目指して走ります。

生口島で訪れたスポット

ジェラート専門店ドルチェ(12:30)

生口島に入ってから向い風が強くなり、少しずつ景色を見る余裕が無くなります。

スポーツバイクの固いサドルでお尻も痛くなりながらも必死に走り、なんとか辿り着いたジェラート専門店ドルチェ。

妻は瀬戸田のデコみかん、僕はダブルで伯方の塩と瀬戸田レモンミルクを注文。

ここまでの苦しさを忘れさせてくれる程美味しい。

妻はシングルでもダブルでも同じ量(金額は違う)だから、ダブルにしとけば良かったって悔やんでたので、ダブルかトリプルがオススメです。

SETODAの島ごころ(13:15)

走っているとお尻の痛みに慣れてくるのですが、休憩して再度走り出すとまたお尻の痛みが再発。

お尻の痛みに慣れる前に、次の目的地SETODAの島ごころに到着。

生口島は国内レモンの生産が日本一で、SETODAの島ごころはレモン専門店です。

レモンを使ったお菓子やジュース、ドレッシングなどがあります。

ここのレモンケーキはお土産屋さんでも販売していますが、ここでは焼きたてのレモンケーキを食べることができます。

しまなみロマン(13:40)

しまなみロマンで少し遅めの昼食です。

店内は落ち着いた雰囲気で、マスターって感じの紳士なおじさまが接客してくれます。

お腹がだいぶ空いていたのでレモン丼を注文。

豚バラ肉と唐揚げのダブルでボリュームがあるのでガッツリ食べれます。

1時間ぐらいゆっくり休憩を取りたかったのですが、17時までにゴールの伯方S・Cパークに着かないと帰れなくなるので、ご飯を食べてすぐに出発しました。

多々羅大橋前(14:30)

しまなみロマンから多々羅大橋まで海岸沿いを6キロぐらい走るのですが、強烈な向かい風でここが一番過酷でした。

必死に前太ももが千切れそうなぐらい漕いでもママチャリぐらいのスピードしか出ないし、旅行パンフレットには載せれないような顔をしてたと思います。

妻にも置いて行かれ、今治方面から風を味方につけて快適に走ってるサイクリスト達に哀れそうに見られ、ようやく辿り着いた多々羅大橋。

多々羅大橋の入口で妻が待っていてくれたので、そこで一旦休憩。

そしたらなんと、おばあちゃんの人形が座っていて、その横にご自由にお食べくださいと箱の中にみかんが入ってました。

いただきまーす!

レモンがいっぱい実っています。

これだけあれば一つぐらい。。

手を伸ばしたら取れそうな位置にあったけど、窃盗罪で捕まりたくなかったので我慢。。

大三島で訪れたスポット

道の駅 今治市 多々羅しまなみ公園(15:00)

多々羅大橋を越えて坂を下っていくとすぐに道の駅があります。

時間が無くてゆっくり出来ないので、サイクリストの聖地碑だけ写真を撮りました。

大三島リモーネ(15:30)

メインルートから少し逸れますが、夫婦2人でやられている大三島リモーネというショップがあります。

農家として柑橘を無農薬栽培しており、柑橘の素材を生かしたリキュールやシロップ、お菓子、調味料などオリジナル商品を作られています。

雑貨なども置いてあり見ているだけでも楽しかったです。

大三島リモーネを堪能し、あとはゴールの伯方S・Cパークに向かうだけです。

向かうだけのはずが、次渡る予定の橋がどんどん離れていきます。

妻の「道間違ってるんちゃうん?」の一言でGoogleマップを確認すると、橋と真逆のルートを進んでいることが発覚。

完全に道に迷いました。

ゴールまで1時間切っていて、間に合わなかったら自転車の返却が出来ません。

その場合、しまなみ海道で一番高低差のある大島を越えて今治まで行って自転車を返却して、ホテルは広島の福山で取っているので、電車で高松、岡山経由で広島に行くしかありません。

お互い体力が限界にきているので、それだけは絶対避けたかったので、Googleマップを見ながら道を間違えないように走って、住民にも道を聞きながら、なんとか無事に大三島橋に辿りつくことができました。

伯方島で訪れたスポット

伯方S・Cパーク(16:30)

今回ゴールに設定してた伯方S・Cパークに到着ー!!

到着した瞬間、もう自転車を漕がなくていいのが本当に嬉しかったです(笑)

レンタサイクルターミナルが閉まる30分前に、無事に自転車を乗り捨てすることが出来ました。

今回は風に恵まれずでかなり過酷でしたが、目標にしていた伯方S・Cパークまで辿り着けて達成感に満たされました。

隣接しているドルフィンパークでイルカを見て、高速バスでホテルを予約している福山まで行って今回のしまなみ海道旅行・・・いやしまなみ海道修業は完結です。

【伯方島】ドルフィンファームはイルカを見るだけでも楽しめる?現地訪問レポ【しまなみ海道】

2020年3月1日

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